【高齢者施設にて】
●Mさん(70代女性)
最初は「わかりません」と小さな声で、控えめな方という印象でしたが、突然、涙を流しはじめ、あふれ出てくる感情が止まらないご様子。セッション後、同席していた高齢者施設のスタッフの方から、「突然、笑いながら涙を流されたのには、驚きました。今まであのような表情を見たことがないです」という感想をいただきました。
【ご自宅にて、ご家族で】
●Uさん宅(80代夫、80代妻、50代娘)
ご家族というお互い知っている間柄でも、新たな発見があったようです。涙を流しながら話す夫。
お渡しした絵画のファイルを大事にかかえ「ありがとう」と言ってくださった妻、自分の考え、意見を言う場が新鮮だったと語る娘。
そして、セッション終了後も、地元のお祭りの話。一緒に行った家族旅行の話と、会話が止まらないご様子が印象的でした。
【公共施設にて】
●A子さん(50代女性、重度の障がい者)
セッション前は、「できるかな?」といった不安と
「やってみたい」というワクワク感が伝わってきました。
セッション後には、「楽しかった!またやりた~い」と
満面の笑顔を見せてくださいました。
●A子さんのお母さま(80代)のご感想
「健常者の方と一緒に参加するような場所ははじめて。
最初どうなるかな?と思いましたが、娘の喜んでいる様子が
見られてうれしかったです」
【スタッフ研修として】
●公共施設の運営スタッフの方に向けて
アートを介したコミュニケーション研修を実施。管理職の方から
「さまざまな方が利用する公共施設において、利用者の話に耳を傾けることが大切。それを実体験してほしかった。有意義な研修となった。スタッフ一同楽しみながら学べた」という感想をいただきました。
作品 「ピアノを弾くイーダのいる室内」
ヴィルヘルム・ハンマースホイ
●静かなピアノの音が聞こえてきそう(60代、女性)
●写真みたい。物語の想像が膨らむわね (70代、女性)
●窓の光から希望を感じる (60代、男性)
【高齢者施設にて スタッフの方々の声】
●普段、あまりお話されない方が話されていたので、びっくりした (50代 女性)
●一人一人、名前でお呼びするのがいいですね (50代 女性)
●参加者が受け身でないところがいい。自分から積極的に話されていた (50代 女性)
●すごく良いですね、みなさん、いつも目の前の事で精一杯。1つの作品でこんなに話し合えるなんて (50代 女性)
●自分達も楽しんでいる! (40代 女性)
●言葉が出にくい方も、指文字で書いていた (50代 女性)